no.14 『雨のにおい』
今日から、11月。
朝、窓を開けると「雨のにおい」が。
ほんのわずかな時間しか感じないのですが、小さい頃から好きなにおいです。
そこで、
「雨のにおい」について調べてみました。
現代では、雨のにおいには、2種類あると考えられ、
1つは、ペトリコールという物質。ギリシア語では「石のエッセンス」。
これは、雨が降らない間に植物が土壌に発する油とのこと。
雨が降る直前に、湿度が高くなると鉄分と反応してにおいがしはじめ、
実際に雨が降り始めると、油は流されてにおいもなくなってしまうそう。
基本的に雨そのものは、ただの水なので、においは持っていないらしい。
もう1つは、ジオスミンという物質。「大地のにおい」。
これは、湿った土壌の中の細菌が出す物質で、雨の多い地域でのにおいらしく、
いろいろなものに含まれていて、大雨のあとの水道水のカビ臭いにおいや、
川魚のにおいのもとも、ジオスミンだそう。
きっと、ワタシが好きなにおいは、ペトリコールの匂いなんだろうな。。
アリストテレスの時代には、「虹のにおい」と言われていたとか。
なんだか、「虹のにおい」って言うほうが、ワタシ好みだ。